初めてのぎっくり腰 55歳女性の症例
来院までの経緯との初回の施術
二日前に運転席から後ろの座席の荷物を取ろうとしたら急に腰の激痛に襲われ、そのまま動けなくなったそうです。
ご自宅にあった痛み止めを飲み、シップを貼ってしのいでいたところ、たまたま当院へ通う患者さんから紹介されご来院いただきました。
来院時はなんとか動けるものの、車の乗り降り、椅子から立ち上がる時や洗顔の姿勢、靴下を履くときなど激痛が走るとのことでした。
初めてのことだったので「このまま歩けなくなるのではないか?」と不安に思ったそうです。
1回座ると立ち上がるのが大変だということで、立ったままカルテにご記入いただき、立ったままカウンセリングさせていただきました。
立位では上半身を前後左右に傾けることはほぼできなくて、何かにつかまっていないと歩くのもままならない状態でした。
施術するためにベッドで横になっていただくのですが、上向きは無理だということで横向きから施術させていただきました。
股関節周りの筋肉を緩め、腰椎(背骨の下の方)の周りの筋肉を緩め、なんとか上向きに寝ることが出来ました。
上向きでお腹の筋肉を緩めると、足を延ばすことができました。
ゆっくり立ち上がっていただくときもまだ辛そうでしたが、初回はここまでで終了。
2回目の施術
3日後にご来院いただきました。
初回の施術のあとはまだ痛みがあったのですが、次の日からは痛みが引いてきてだいぶ動けるようになられたとのご報告をいただきました。
座った状態から立ち上がる時の痛みも減り、表情もだいぶ明るくなられて安心しました。
今回は始めからベッドで上向きになれたので、骨盤(仙腸関節)と股関節から調整させていただきました。
お腹側を通る腸腰筋を調整し、うつぶせになっていただきました。
上向きになったりうつぶせになるのもスムーズになり、とても喜ばれていらっしゃいました。
3回目の施術
5日後にご来院いただきました。
もう痛みはなく、立ち上がる時や洗顔などで前傾姿勢をしても大丈夫だそうです。
良かったです。
院長からひと言
ぎっくり腰は今まで症状がなくても急に起こることがあります。運動不足や加齢による筋力の低下、柔軟性の低下。生活習慣、体の疲れ、ストレスなども影響してきます。これを機にいろいろと見つめ直すのも必要かもしれません。
もし、またぎっくり腰になっても、とにかく焦らず、慌てずにご連絡ください。