靴下を履くときの腰痛 55歳女性の症例
初回
1ヵ月ほど前から朝の洗顔など体を前に曲げるときに腰痛になり、靴下を履くのも辛い状態が続いているそうです。
レントゲンでは腰椎(背骨の下の方)の間隔が狭くなっているとの診断でした。
処方された薬を飲み続けるも痛みが長引き、当院へご来院いただきました。
元々、慢性的に腰痛はあったもののここまで長引くのは初めてとのことでした。
お話を伺っているとデスクワークが多く、立ち上がる時もスムーズに腰が伸びないこともあるそうです。
立位で姿勢を診させていただくと、お尻が後ろに出て腰が伸びていない状態でした。
なぜ、このようなことが起こるのかをご説明させていただき、日ごろの注意点をお話ししました。
上半身を支える仙腸関節(骨盤)を調整させていただき、お腹側にある背骨と股関節をつなぐ筋肉を緩めて初回は終了。
ベッドから立ち上がっていただくと、「腰がスーッと伸びたのは久しぶりです!」
との嬉しいご感想をいただきました。
2~5回目の施術
週一回のペースで施術いたしました。
普段の姿勢を注意していただき、ご案内させていただいたストレッチも実施されているとのことです。
朝、靴下を履くときの痛みはほとんど無くなったとのことです。
ただ、長時間デスクワークをしたあとは腰が伸びない、無理に伸ばそうとするとまだ痛みがあるとのことでした。
仙腸関節、股関節を調整させていただき、お腹側の筋肉をゆるめさせていただきました。
大きなゆがみはなくなり、あとは筋肉の柔軟性が出てくれば大丈夫というところまできていることをご説明させていただきました。
6~10回目の施術
2週間に1度の施術をさせていただきました。
同僚の方から座っているときの姿勢が良くなったと言われ、大変喜んでおられました。
現在は痛みは無くなり、今のいい状態を維持するために現在もメンテナンスを兼ねてご来院いただいております。
院長からひと言
ご来院いただき、ゆがみを整えても普段の姿勢が悪いといずれ痛みがぶり返してしまいます。
そのためのメンテナンスの施術であり、ご自宅でできるストレッチをご指導させていただいております。